Boeing 737-800に乗りたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

へき

〖癖〗 ヘキ・くせ

1.

《名・造》かたまった習性。かたよった好み。くせ。 「妙な癖」

2.

やまい。

 ということです。

 

 

 

私の「癖(へき)」とはなんぞ。

勉強方法です。

 

遠い昔、目標がありました。実用英語技能検定というテストの準一級というグレードに合格すること。今ではその目標は達成しています...が。(昨今このテストの意義とはなんぞ、本当に”実用”として使えるのかという議論が盛んです。で、自分もそれには同様に懐疑的で、これが果たして実用的だと言えるのかは疑問視しています。)

 

このテストで自分が合格するためには、以下2つをクリアする必要がありました。part1の「語彙力テスト」で8割を取らなければ合格は絶望的ということでした。また、リスニングpart2の「長文リスニング」で最低6点は取らないと、やや厳しいという状況でした。

 

長文リスニングは幸いにも、大学の「通訳」の授業(で培った技術)が活きたために、8点くらい取れて、それが合格に大きく寄与しました。この授業は大好きだったので、自分が苦労をしたという認識はありませんでした。好きなことをやるっていうのは本当に良いことだなぁ。しみじみ。

 

問題だったのが、語彙。

推定で、トータルの語彙数6000語から7000語のレベルでなければ8割は厳しいという認識があり、さて、どうやって伸ばそう。どういう教材を使おう。と思っていたのでした。教材は市販されているもので好きなものを選べば良かったので簡単だったのですが、問題は「方法」。

 

形から入る人間の私は、いかに楽に、いかに楽しく、いかに暗記をしていけるか、にこだわりました。高校時代に英語において学年でかなり良い順位を残した私がしていたのは、師匠から教わった方法。エクセルで紙サイズB5に設定する。B5の紙を縦に2つ折りにしたときに両面に同じものが印刷したい。

そこで、No. |  単語  |  意味| No. |  単語  |  意味|という感じで欄設定をし、通しは1〜80程度が基本。そこに知らない単語を並べていく。紙媒体(本)から取ったものでも良いし、テスト等でわからなかった語彙だけを書いていくでも良し。過去問から抜き出すでも良し。とにかく覚える事項をB5に印刷していく。

 

B5の紙を縦半分に2つ折りにすると、片面には40の単語が出現。更にそれを上下に半分におると、iPhone6sより少し大きいB5の2つ折りの紙が出来る。そこには20の単語が書かれている。どこからか、日本語の意味だけが隠れる小さな紙ペラを用意し、No1〜20までひとまず、英語を見て日本語を覚える練習をしていった。1〜20が言えるようになった段階で、21〜40まで、41〜60まで、と繰り返していく。いつしかそのB5の折りたたまれた紙が黒ずみ、ボロボロになっていき、何枚も生産されていくことになる...。

 

高校時代はとても画期的で、トイレでも、テレビを見ながらでも出来るその方法が好きで多用していたものの、大学時代に入って覚える語数が増えると、ああ、No.276はこの意味だったな。と、英語から日本語ではなく、番号やページ数が日本語とイコールになってしまうことがとても嫌だった。これでは英語→日本語に出来ない。人間の頭は単純で、楽な方へ、楽な方へ、と流れていく。しかも勝手に。その弱点に気がついた時にとてつもなく嫌気がさして、その方法を捨ててしまった。

 

賢いであろう獣医学部の連中、果ては外国人にまで、単語の効率的で覚えやすいやり方ってなんなのか、を模索した結果、最後には

 

「Repeating, repeating, repeating and repeating」

 

と言われた。つまり、「繰り返せ♡」

この言葉は深い。人間の頭の構造を熟知しているからだ。同じ家に1年住むと、帰り道がわからなくなることはまずない。何故なら、1年間、毎日、ある瞬間に「家に帰る」と頭にインプットして、これが帰り道だ。このカーブミラーのあるところを右にいき、やや明るくなってる外壁がクリーム色のアパートの建物が自分の家だ、と繰り返し思い出し、そしてそれを行動にするからだ。思い出し、繰り返しているから忘れない。

 

つまり繰り返せば、それだけ脳に重要性を認識させ、物事が定着するということ。

 

繰り返せば良い、ということで思いついたのが「フラッシュカード」

基本的には、何十枚かの小さなカードが一つのリングで止まっていて、何のヒントもなく、英単語のみを見て、日本語を思い出させるようにしてくれる素晴らしいアイテムだ。更に、B5の紙と違うのは、「この場所にある」という風に、場所というヒントを与えないところ、そして、「順番」でさえも、自由に変えられるという点。完全に位置や順番といった英単語以外のヒントを消すことに成功している。素晴らしい。

 

ただ自分の字で書いた英単語は読みたくない(汚い)ので、iPhoneという文明の利器とともに、appを使い、膨大な量の英単語を覚えることに成功した。後は、自分の意識のもとでひたすら覚えるだけ。素晴らしいのが、編集がPCでもでき、そしてそれがiPhoneにダウンロードでき、カードの枚数を増やすことができるという点。その気になればiPhoneでも入力は可能だ。いちいち揺れない所を探し、ペンを出してきて、紙に書き込む...。書き込もうと思ったらかばんの中で暴れた別の書籍によってカードがグチャグチャ...などという無駄な作業は一切不要になる。最強である。

 

ある種、英検という無謀にも思えたゴールを達成してしまったことによる、自分の中でサクセスストーリー、ではなく、サクセスウェイオブラーニング、ができてしまい、これが「癖」なのである。

 

これが最も最強の暗記方法だと思っているために、現在取り組んでいる「航空無線通信士」や「JCAB 自家用操縦士 法規」などは、とてもじゃない、カードに書き込める量の文字数ではない。(笑)

 

問題がカードを上回った。

 

さてどうしよう....。

模索せねば....。

世の人間はこんなこと気にせず手にとった書籍をひたすら繰り返せるから羨ましい。

 

あ、この問題p.24にあるから正解は「1番だ」ってならないのだろうか...。自分はそれだけが心配だ...。

 

おわり。