Boeing 737-800に乗りたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

就活での記憶

何年か前に、ひたすら企業の面接にいって、時にはテストを受けて、落ちて〜ということを繰り返していた。自分は就活をしていた。その時に印象的な質問があったことと、今が繋がった話。

 

 どこかの空港のカスタマーサービスを受けた時のことだったと思う。

 

普通の人にとっては当たり前かもしれないけど、こんな質問をされたことを覚えている。

 

「チームワークってなんですか」「あなたにとってのチームワークってなんですか」「チームワークを活かした経験を教えて下さい」

 

と。

 

自分を表現することが苦手な自分は、この質問も嫌いだった。

当時、自分はこう考えていた。

 

「チームワークってなんやねん。人間ほかの人間と頭繋がって同じことを考えて同じことをしてるわけじゃなく独立して生きてるんだからチームワークなんて関係ないやろ。所詮他人は他人、自分とは関係ない。」とね。

 

なんて無粋な!と思ったものである。

ちなみに、自分の中の「チームワーク」といえば、「バレー」

サオリンあたりが「2セット目は厳しかったですけど、チームワークでなんとか乗り越えることができました」って言いそうなイメージ。なんやそれ。スパイク打って点決めてんのあなたでしょ。他の何者でもない。チームワークってなんや。

 

と結局、回帰するのである。

 

日々、「新鮮」な毎日を生きてる自分にとっては、毎日が気づきの塊である。昨日わからなかったことがあるとき、分かるようになることもあるし、いままで感じられなかったことが、感じられるようになることもある。

 

昨日は昨日だし、今日は今日だし、さっきより今だし、今が常に新鮮。

 

NZにきて、働きはじめて、「チームワーク」ってこれなんじゃないか、と思ったことがある。それは、「優しさありきの目的」

 

今働いてる職場はひたすら、巻き寿司を作るような作業をしている。でも、気をつけなければいけないことがあるし、優しい口調で注意を受けることもある。言ってみれば、巻きずしは作業であって、プロセスがある。最終的にはお客の口の中に入る。

 

一つの巻き寿司をすべて自分で作るわけではなく、綺麗に盛る人、トッピングをする人、寿司を切る人、とか、たくさんポジションがあって、自分が巻いた寿司を切る作業をしてる人から言われた。米とか具ははみ出すな〜だったか、米を端までしっかり詰めろ〜だったか、そんなようなこと。

 

普通の人なら「あ、ハイ」で終わる話かもしれない。

でも自分は寿司を巻きながら考えた。じゃあ何故この人はこんなことを言うんだろう?と。

 

そうすると、この人が自分に言ったことによって、1つのメリットは自分がそのダメ出しをされることによって、悪かった点が改善される。そして「プロセス」の中、自分より先の行程をやっている人にとって、それが改善されるということは、時間短縮になるかもしれないし、作業が減って他のことができるかもしれないし、見栄えが良くなってもっと購買力が増すかもしれない。メリットだらけだ。

 

話を戻すと、チームワークとは、「優しさありきの目的」だと言った。

優しさっていうのは、簡単に言うと、人を気持ちよくすること。荒れたキッチンよりも整頓されたキッチンが良い。ゴミだらけの床より、しっかり清掃のしてある床の方が良い。荒い運転よりも優しくてジェントルな運転の方が良い。

 

そのくらいの「小さな」こと。でも、それをすることによって、もしかしたら「チーム内」は円滑に動けるかもしれないし、仕事もすばやく進むかもしれない。

 

「目的」っていうのは、今なぜチームが動いているのか、というその理由。それを遂行するためにチームは存在し、動き、「優しさ」を持ってチームを円滑に回す。寿司屋のスタッフ達にとっては何かしらない。(どんな会社であれ)会社員である以上、およそ利潤の追求、利益を最大限に高めること、なんだろうけど、もしかしたらそれはホスピタリティかもしれないし、お客さんの幸福の追求に貢献することかもしれないし、名前を広めることかもしれない。現時点で何かは知らないけど、まぁその「何かしらないけど」「存在していること」を目的として、あのチームは動いている。

 

就活が1週間後に控えているのなら、今なら多分このように答えるだろう。

 

 

ちなみに。

航空業界ではうるさくチームワークと言われる。

果たして彼らが本当にチームワークを必要としているのかは知らない。単独であり、チームでもあるが故に。もし、自分が乗員の面接を受けている立場で「チームワークって何」と聞かれるようなことがあれば、目的は「安全に、お客の移動をさせること」で、優しさとは、「次に繋げようとするときに、気持ちの良い配慮」だと答えると思う。漠然とした書き方をしてしまったが、自分にも正直なにかは分からない。やったことがないから。

 

まぁ、でもおよそ、「機体にダメージを与えない」とか「次の人が使いやすいように整える」とか、「燃料あんまり使わない」とか、何か自分のできる範囲で、自分より先のプロセスにある人に対してできる”何か”、が答えになるんだと思う。

 

 

この考え方は間違ってるのか、正しいのか、それはよくわからない。

今経験したことのなかでは、自分が出す納得できる答えはこういう感じになった。

 

おわり。