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Boeing 737-800に乗りたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

つけあがり

ICAOの英語テストと訓練の話。

 <注意: 下記の情報は採用に関するものですが、情報は抜粋なので使用の際は公式サイトでお確かめください。>

 

・日本国の多発事業用操縦士、計器飛行証明、航空無線通信士の資格を有すること
・航空英語証明、又はTOEIC600点以上、もしくは
 これに相当する語学力を有すること
・第Ⅰ種航空身体検査基準に適合している身体であること
仙台空港まで公共交通機関を利用して60分以内で通勤可能な圏内に居住
 している、または入社までにその圏内に転居可能である方

 

これ。

IBEX airlinesの採用の「応募資格」より引用でした。

2つ目のアイテム、"航空英語証明"が必要だと。こちらNZでPPLというライセンスを取得するには、この航空英語証明とやらが必要のようです。でね。一度は実はこの試験に落ちました。(ちなみに、各国やり方が違うようで、NZは厳しいとの噂です。アメリカなんかはもっと簡単だと聞きました。) あとはTOEICなんてテストを受けなくても、プロフェッショナルはプロフェッショナルらしくICAOの英語能力試験である程度のレベルがあればこうやって航空会社に採用条件を満たすことにもなるわけですが。

 

試験の方式は、監督者のいる部屋に入って、部屋の片隅に置いてある電話に、その監督者が電話をかけます。そして繋がった先から自動音声が流れて生年月日と名前を聞かれたあとに、実際の面接官につながります。監督者とは特に話をしません。

 

特に英語を喋らなさそうだなという人でも受かる印象がある一方、外国語学部(という名前を出したのは響きだけです。特に意味はありません。)卒の自分が落ちたという衝撃的なことが起こりました。(笑)

 

実は結構英語を「喋る」ということに関しては自信があった方なのですが、3つも"F"を食らって、結果はFail...。恐ろしいですね。二度とあの文字を見たくないです。胃に穴が開くかと思いました。

 

そして、およそ3週間後、再試験で合格しました。今回は6評価項目中、5/6が5つ、4/6が1つ。1つでも"4"があるとレベルは4になってしまうのが残念なところではありますが。結果はレベル4でも合格し、NZを終えられる要件の1つを満たしたので結果オーライですが。

 

ちなみに英語が苦手そうな人たち(日本人含め)がどうやってあの試験に受かってるのか本当に謎です。結構頭を悩ませる問題が飛んできます。

 

What's vortex?

What's cold front?

Explain about the procedure before landing.

What's thunderstrom?

What's relative airflow?

 

とかとか。難儀しそうです。

内容はどうでも良いのですが、最初はなーんの準備もせず臨んだ所落ちました。(笑) 初めての試験だったというのもあるし、正直なめてかかったというのもあるかもしれません。でも、先述のとおり、英語にはある程度の自信があったということから、落ちたときのショックはものすごかった。というのが本音です。「あーやっちまったー」という。

 

落ちて気付かされることっていうのは結構あるようで、恋と一緒ですね。

ある航空会社に昔ものすごく恋をしていて、受けて落ちて、自分を否定された気分になったわけですが、そこでも気がつくことは多く、その次の試験ではもっと進むことができましたが。

 

でその気がついたことの1つに、自分はいささかつけあがってたなーと気が付きました。英語ができるって思っていたのもやっぱり根拠のあることではなく、何となく「できる」と思い込んでいたのも事実でした。良い意味で、そのつけあがりから解放されて、「じゃあ何がダメなんだろう」という風に考えを転換できたのもその失敗のおかげだったと思います。何がダメかわかったら後は楽です。その「ダメ」を改善し、「良い」に持っていくことを考えて、行動に移すだけです。そこまでの痛みは伴いません。

 

2回程、モノの試しと思って英語の教室に通ったものの、2回で出来ることは少ないよと言われる始末。ですが、1回の授業料もバカにならないので、2回しか受けませんでした。実際、一週間フライト止めてずーっと付きっきりになってもらって英語を伸ばすっていう所に自分は居ないっていうのは分かっていたので、英語の教室からは微々たるテクニックを盗み、あとは周りに自分より英語のできるネイティブたち、や、英語環境で育ったほぼネイティブたちが溢れているので、そういうところを上手く使っていったという感じです。

 

結局は「意識」だけだったのかもしれませんが、4年間も大学にいて、英語をひたすら喋って、いかにわかりやすく30分プレゼンするかとか、アフリカのとある国に調査にいった教授の話を聞いて、文化人類学的なところを日本の話に置き換えてレポート10000語の英語で書いたりとか、いろんなことしていたにも関わらず落ちたっていうもんで、まぁその英語っていうのが評価されなかったのかなーネイティブにとっては非常にわかりにくい英語を喋っていたのかなー、4年も大学にいて英語使っていた「つもり」にすぎないのかなーとか、んなこと思っても仕方ないのですが、まぁ考えたりもしてみました。

 

 

長々と自分の英語歴について書いてみたものの、まだ伸びしろあるやん。って気づくきっかけになるんだなーというのが今回の英語の試験での失敗でした。失敗ってどんどんすると良いかもしれないけど、程々にしたほうが良いのかもしれません。

 

おわり。