Boeing 737-800に乗りたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

海外の良さ。日本の悪さ。

海外に来てもうすぐ1年、ここで思ったことをいくつか書こうと思った話。

 

5月の終わりにNZにやってきて、ちょっと働いて、そしてパイロットになるべくフライトスクールで訓練をはじめましたが、その生活も初めてもう1年になるというところです。ビックリですね。普通に海外で1年も過ごすなんて高校生の時は想像だにしていなかった。

 

昔は単なる憧れとか、まぁ、短期間で目につく「凄さ」っていうところで海外に強い興味を持っていたんだけれども。そして大学は言語系を選び、もっと海外を知ろう。と海外人と化していくのでした。

 

自分はもともと日本が合ってないと思っていました。

というのも、自分は少し「変わった」性格をしていたのでしょう、人とは違うことをしてみたり、人とは違うことに興味があったり、していたので、「お前変だな」と言われる経験が多い幼少期でした。それでイジめられるなんてことはなかったですが。

 

でもね、一般的に「変だなお前」って言われて嬉しい人ってなかなかいないと思っていたのも事実で。自分が思うように生きてるだけで「それは違うんじゃない」とか、「変だ」「もっと普通に」とか言われるのが嫌で、自分も思いに反することを言われるのはやはりストレスが溜まっていたのでしょう。「何が普通だよ。」「何がもっとまともに、だよ。」と、どんどん反発を重ねていくのでした。小さい時はね。

 

さすがに中高になると自分が少し違う存在であっても、受け入れてくれる人がいたり、逆に「お前苦手だわ」と言うような人がいたり、結構自分が好かれたり嫌われたりという意味で、好き嫌いが分かれている人間でした。大学に入ると、多くの外国人と長い時間ともにする経験が出来て、「いろんな人が居るのが当たり前」という感覚を学び、自分の居場所はそういうところにあるのかな。と思うようになっていくのでした。案の定、「典型的な日本人」とは相性が悪い自分なので、海外の人と居るように居場所を作っていくことをしていたように思います。

 

前にもどこかに書いたかもしれませんが、日本の教育は実に、「忠実な社会システムに組み込まれる一員」を作るのが上手いシステムだと思います。まずは、教育の上で人から考えることを奪う。そして考える必要をなくす。そしてルールが与えられ、人と違うことをすると罰する。全員、右さえ見ていれば成り立つ。全員同じ。

 

これが日本の美徳の源です。個性なんていらない、ってね。

だから海外からは、日本の民主主義は民主主義じゃない、って言われるのです。難しい話をしましたが。

 

こんなカタハマリの日本に自分が合うハズもなく。NZにきて1年経ったここでは、ある程度居心地良く過ごせていることは事実です。

 

 

まぁあとは。日本ってとことん変な国だなぁと思います。

色んな所に書いているのでもしかすると過去に書いたのかもしれませんが、なんでこうも、日本のパイロットは「いかに自分がツライ思いをしてパイロットになったか」だけを強調するのかと疑問でなりません。

 

就活サイトを見ても、youtubeに上がっているパイロット動画を見ても、訓練がつらくて〜。特にこの時の訓練が一番つらくて〜。いまも半年にこんな種類のテストをいくつも受けなくちゃいけなくて〜。1年に1度、こんなテストがぁ。。あああ〜〜。って。

 

なんじゃそりゃ。そいつは、自分を慰めて欲しいのか?頑張ってつらくてつらくて仕方ないような仕事をしている自分を褒め称えてやりたいがためにそんなことをいちいち公衆の面前の前で語ってやがるのか?と思っちゃいます。バカじゃねーかと。つらくて仕方なかったらやめちまえ。

 

6歳のパイロットになりたい少年にそれを言って誰が「パイロット素敵っすね!」ってなるよ。誰もならねーよ。別にパイロットたるもの素敵であれ!とは思わんよ。思わんけど、パイロットってどんな職業っすかって聞かれたら、「いや〜つらくてねぇ」って言われるより「こんなところが素敵でさあ!」「こんなやりがいがあってさあ!」って言われる方がよっぽど清々しいよね。誰もネガティブなところなんか聞いてねぇよって。

 

日本には、なんかそういうくだらない(と自分には思えますが)美徳があるなぁと頻繁に思います。「頑張ってる自分かっけー」って。だからプレミアムフライデーとやらも流行らない。仕事なんか放ってさっさと帰って飲み屋でもいきゃいいのに。あれもきっと「残業してる俺かっけー」「プレミアムとか言って世間の人間が遊び呆けている間に自分がやってる俺かっけー」って思ってるんでしょどうせ。仕事を放って帰ることのできない職業も当然あるのは理解できるけれども。自分もそういうことやってたしね。でも努力は必要だよね。それにいちいち苦言を呈する意味がわからない。

 

海外、といっても海外や広し。

今自分がいるのはNZですが、NZに金曜日!残ってる俺かっけーって思ってる人間なんか誰一人としていませんぞ。金曜だよっしゃー帰るぞー!遊ぶぞー!クラブじゃぁぁぁ!って騒いでまっせ。でもやるこたぁ日曜からしっかりやってますぜ彼ら。それに優秀だしね。元が優秀かは知らんけど、少なくとも全員しっかり努力してるよね。

 

日本にも、当然守ったり遵守すべきもの、尊いものはたくさんあるとは思うけど、どうもねぇ。四半世紀そこそこしか生きてない自分からしても今の日本を誇ることもできないし、誰か住みたいって海外の人間にオススメすることもできなくてね。

 

自分の目には、苦しくて苦しくて仕方ないけど頑張ってるっていう意味のわからない無駄な美徳をひたすら遵守する国民性と、金曜だひゃっほーーーーい遊ぶぞおおおって言いながらすげー遊んで、でも努力を怠らない国民性の二つを比べたときに、明らかに後者がかっこよく見えますね。中身も多分後者の方が上。

 

将来はお侍パイロットですかね、わたし。

 

おわり。