Boeing 737-800に乗りたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

疲れる

パイロットって仕事をしたいなぁなんて思って訓練に励んでおります。が、いささかこの仕事は疲れるなぁ。なんて思う話を少しずつ。

 

いやぁね、別に「疲れる」って言うと、日本語ではネガティブなイメージ甚だしいけど、まぁそういうことを言いたいのではなく。

 

疲れる、まぁ、言い方を変えたら「労力を要する」とでも表現できるだろうか。パイロットって仕事はいささか労力を要する仕事だなぁ。と思うってところであります。

 

そう思ったのは、前にもちらほら書いたやもしれん。"パイロット人"は、デイオフでも、空を見上げて「ああ、こんな雲できてるやん」とか「あんな雲あるやん。風つよそー」とか思うらしいです。自分も例外ではありません。これは本当です。毎日、「今、このルートを飛んで無事到達できる確率が70%あるか?」なんて考えてると、そりゃ、雲の一つや二つにもシビアになりますよ。自分なんて今日、朝8時頃に発生したフォグでさえ敏感になりましたから。

 

ああ、話ソレた。

 

デイオフでもそのくらいのことを考えちゃうくらい、こう、仕事と密接に関わってなきゃいけないんだなぁと思うのでありました。

 

それ以外にも、例えば、休日であっても翌日に備えて12時間前(本当は14時間前が良いとされている)の禁酒を実施してみたり、酒を飲む前に明日フライトがあるかどうかを確認して、あるならば、今は予定フライトの12時間前なのかどうかを確認する。...

 

 

業務かっ。

 

酒の1杯でさえもろくに飲めないわけです。(苦笑)

 

他にも、例えば、当然っちゃ当然なんでしょうけど、できなかったことを振り返ったり、明日飛ぶであろうルートのイメトレに励む。threatは何なのかを考える。明日の仕事を減らすため事前にNOTAMを見ておく。等々

 

休日であってもやることはたーくさんありまして、それには終わりがない。なんて、世知辛いですねぇ。そういったところで、「疲れる」と表現したのであります。

 

で、思ったのです。

こんなことを毎日のように続けていかなくちゃならない。30年も。

 

 

だてに好きじゃねえとできねえ仕事だと言われるわなぁ。

 

と。思った。

もしこの仕事が好きじゃないんだったら、PPLだけ取ってすぐにやめるべきだと思う。日本帰ったって仕事に溢れてるわけだし、別に高給を追求しなければ、ある程度満足のいく生活はできると思うし。この生活に少しでも不満があるなら、オススメはしない。

 

そんで、この生活に満足してないんだったらそれはストレスになるし、更にそのストレスの中で、クオリティを要求される。まぁ、そんなにストレスフルなことはないですね。

 

ちなみに自分は、仕事の話をどこでもしたいタイプの人間だし、航空が、恐らく人並み外れて好きなので、まったく苦ではありません。これでお金がもらえるなんて、なんて素敵なことがありましょうか。とさえ思います。ド変態ですね、はい。

 

よく言われました。「誰でも訓練は楽しくなくなる」って。腹立つこと、スケジュールに文句があったこと、天気で飛べないことがあって、イライラこそしたものの、日々飛行機に携わって、そのオペレーションを考えて、更にクオリティを向上させていけるっていう環境はめちゃくちゃ魅力的で素敵です。

 

学科で止まる意味がわからないし、落す意味もわからない。更には学科にケチをつける意味もわからない。

 

....あ、といいつつ自分は教科書の浅さに文句をつけた記憶があります。知りたいのはそこじゃねぇんだよ!これがどうしてこうなるかもっと詳述しろや!このクソッタレ教科書がああああ!とぶん投げたことはありますが、総じて、満足です。みんなが嫌いだという air lawでさえ好きです。だって面白いじゃん、主に安全を守ったり、こう、空全体をマネージするって意味で、法律があって、それに則って飛ばなきゃ飛ばせないって理解していくのがさ。

 

 

なんて思ってたんですけど、インド人の友人に

「ねえ、もう5時過ぎたし学校のこと話すのやめない?」と言われたのは私です。

 

 

おわり。