空をとびたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

日本のATPLって何よ?

知人から受けた質問。航空法にさ〜ATPLは計器飛行証明を持ってないと計器飛行方式で飛行しちゃダメって書いてるじゃん〜でもATPLは計器飛行を兼ねてるんじゃないの〜?っていう疑問を解決しましょう。

 

計器飛行証明及び操縦教育証明について。

航空法 第34条 定期運送用操縦士若しくは准定期運送用操縦士の資格についての技能証明(当該技能証明について限定をされた航空機の種類が国土交通省令で定める航空機の種類であるものに限る。)又は事業用操縦士若しくは自家用操縦士の資格についての技能証明を有する者は、その使用する航空機の種類に係る次に掲げる飛行(以下「計器飛行等」という。)の技能について国土交通大臣の行う計器飛行証明を受けていなければ、計器飛行等を行つてはならない。


一 計器飛行
二 計器飛行以外の航空機の位置及び針路の測定を計器にのみ依存して行う飛行(以下「計器航法による飛行」という。)で国土交通省令で定める距離又は時間を超えて行うもの
三 計器飛行方式による飛行



3 第二十六条第一項(技能証明の要件 ... 特定の経歴がないと技能証明は貰えませんよと書いてある。) 第二十七条(欠格事由等)、第二十九条(試験の実施)及び第三十条(技能証明の取り消し等)の規定は、前二項の計器飛行証明又は操縦教育証明について準用する。

 

 

航空法第34条は、計器飛行証明と操縦教育証明について、またその取扱について定義していますよという話です。

ざ〜っくりこの長ったらしい話をまとめると、「ATPL holder, MPL holder, CPL holder and PPL holder must be certified the previlage of IFR rating for its operation」みたいな感じです。

 

で、友人から受けた疑問は

「ATPLにはIFRレーティングも含まれているから、IFRレーティングがなくてもいいんじゃないの?」という疑問でした。

 

別表抜粋

定期運送用操縦士
航空機に乗り組んで次に掲げる行為を行うこと。
一 事業用操縦士の資格を有する者が行うことができる行為
二 機長として、航空運送事業の用に供する航空機であつて、構造上、その操縦のために二人を要するものの操縦を行うこと。
三 機長として、航空運送事業の用に供する航空機であつて、特定の方法又は方式により飛行する場合に限りその操縦のために二人を要するもの(当該特定の方法又は方式により飛行する航空機に限る。)の操縦を行うこと。

 

 

CPL holderが行える行為(今は面倒なので省きますが)と、

2、2人の操縦士を必要とする航空機を航空運送事業に用いたい時に、その航空機の機長として運航できる

3、オペレーション上、2人の操縦士を必要とする航空機を航空運送事業に用いたい時に、その航空機の機長として運航できる

 

なので、特にここには定義はされていないようです。

じゃあ定期運送用操縦士の技能証明を取得するために、IFRレーティングが必要なのかといえば、そうでもないみたい。

「計器飛行時間」について定義はあり、75時間最低必要だということ。

で、その時間を取得するために計器飛行を実施できるのか?というと、操縦監督をする者がその航空機のレーティング・型式証明もしくは限定を持っており、有効な航空身体検査証明、IFRレーティング、有効な自家用以上の技能証明があれば監督が可能→つまり計器飛行時間をつけることができる。(法第35条の2)

 

...じゃあ。

1つめの質問、ATPLを取れば、IFRの運航ができるんじゃね?→NO

 

2つめの質問、ATPLでもIFR運航がしたければ、IFRレーティングいるよね→YES

 

ということらしいです。

ご指摘歓迎です。

 

おわり。