空をとびたいP訓練生のブログ

現在ニュージーランドでパイロットの訓練をする若者のブログ

見張りの義務

あの、あれです。外見ててねってやつです。についてちょっとだけ。

 

航空法 第71条の2 - 操縦者の見張り義務

 

航空機の操縦を行なつている者(航空機の操縦の練習をし又は計器飛行等の練習をするためその操縦を行なつている場合で、その練習を監督する者が同乗しているときは、その者)は、航空機の航行中は、第九十六条第一項の規定による国土交通大臣の指示に従つている航行であるとないとにかかわらず、当該航空機外の物件を視認できない気象状態の下にある場合を除き、他の航空機その他の物件と衝突しないように見張りをしなければならない。

 

 

要は、

航空機とか物件(というと多分「物」のことですね。人とか建物とか、幅広く、なんでもです。)と衝突しないように外見ててね!

 

ということです。

じゃあ「いつでも外見てなきゃいけないのか?」というとそういう訳ではなくて、「航空機外の物件を視認できない気象状態にある場合」ということです。

 

それどんな状態かというと、雲の中を飛んでいる時です。法律どうのこうのというか物理的に見えませんから仕方がありません。

 

IFの訓練中に外の監視のために教官が同乗の場合は?

操縦の練習をしてて教官に監督をされている時は?

 

ということもこの法律の通りで、監督をしているもの、つまりPIC(教官)にその責任があると書かれています。まぁ責任があるだけで、やっぱり誰も飛行機や地上の物件にぶつかりたくはないので、全員が見る必要があると思いますが。

 

ちなみに航空法第96条1項には「航空交通への指示」として、Class E airspace, Class D airspaceでは、国土交通大臣が安全を考慮した上で、航空機に飛行の指示を出さないといけないと書かれているので、つまりは「計器飛行方式」のことです。こういった場合は、例え国土交通大臣の指示に従った飛行だったとしても、それでぶつかっては元も子もないので、結局の所やはり最後は自分で見てくださいねということです。(そしてATCも人間、完璧ではないですから。)

 

 

 

以上がよく聞かれる「見張りの義務」についてでした。

 

おわり。